2021年4月18日

ささやかなる表明

無性に書きたくなる時がある


言い換えると、

ずいぶん長い間、その衝動が起こらなかったことになる

書くことに向けるエネルギーがなかったのだ、と今ふりかえって思う


2020年の初夏、いよいよ私は白旗を上げた

だましだましの手法は、もう通用しないのだ

無理が効かなくなっているのだ

年齢とか、ホルモンとか、重ねてきた人生とか


だから私は休むことにした


それは自発的な「やすめ」で、白旗を上げる前の私にはとても決断できることではなかった

それほどまでに、からだが休むことを必要としていたのだ


結局、上手に休めたかどうかわわからないけれど、人にも会わず、ひたすら自分と会話する毎日のなかで、私が大切にしたいものがからだの奥のほうからしみ出てきた

ごく自然に、ああこれなんだな、と受け入れた


そして今、自由に生きることを選びはじめている

これがじぶんを大切にするというなら、たぶんそういうことなのだ


ひとことでいうと、私は元気です