無性に書きたくなる時がある
言い換えると、
ずいぶん長い間、その衝動が起こらなかったことになる
書くことに向けるエネルギーがなかったのだ、と今ふりかえって思う
2020年の初夏、いよいよ私は白旗を上げた
だましだましの手法は、もう通用しないのだ
無理が効かなくなっているのだ
年齢とか、ホルモンとか、重ねてきた人生とか
だから私は休むことにした
それは自発的な「やすめ」で、白旗を上げる前の私にはとても決断できることではなかった
それほどまでに、からだが休むことを必要としていたのだ
結局、上手に休めたかどうかわわからないけれど、人にも会わず、ひたすら自分と会話する毎日のなかで、私が大切にしたいものがからだの奥のほうからしみ出てきた
ごく自然に、ああこれなんだな、と受け入れた
そして今、自由に生きることを選びはじめている
これがじぶんを大切にするというなら、たぶんそういうことなのだ
ひとことでいうと、私は元気です