オーストラリアに住む人は、広大で温暖な土地柄、おおらかで穏やかな人が多いと聞いていた。
私が過去に出会ったオーストラリア人も、そのイメージからはかけ離れてはいないように思う。
そのおおらかで穏やかなオーストラリア人を、私は怒らせたことがある。
私の英語力の拙さがどの程度だったかを伝えるのに、この時のエピソードを時々用いたこともあった。
それは、オーストラリアを訪れて間もない頃、オーストラリア人の男性(でっぷりしていたように思う)に道を尋ねた時のこと。
確か彼は、私の地図を「どれどれ」というように覗きこんで、こう言った。
「We are here」と。
その言葉が早くて聞き取れず、私は
「pardon?」と聞き返した。
すると彼はまたこう言った。
「We are here」
たぶん、地図も指差していたんだと思う。
それでも聞き取れずまた私は
「Sorry?」と聞き返した。
そのやり取りを何往復したのか忘れてしまったが、私はついに彼を怒らせてしまったのだった。
彼がものすごい大きな声で、恐ろしくゆっくり、地図の、ある場所を指しながらこう言った。
「ウィィィィーーーーーー!
アァァァァーーーーーー!
ヒアァァァァーーーーーー!(怒)」と。
そこで私はハッと気づいた。
「We are here」って言ってたんや…と。「今、僕たちがいるのはここ」と教えてくれてたんです。
そんな簡単なことを何度も何度も聞かれて、さすがに腹が立ったのだろうと思います。つたないなりにも、このニホンジンは一応英語で道を尋ねてきたのに、なんでこんな簡単なフレーズを繰り返し言わせるんだ?と思ったのではないでしょうか。
その当時の私からすると、
日本語の「ありがとうございます!」を「あざーーーっす!」と言われるくらいの感覚でしょうか。ホンマに早くて聞き取れなかったんです。
それにしてもこわかった。
彼の手からうっかりカメハメハが出てもおかしくないくらいの勢い。
いえ、それ以前に、怒らせてごめんなさい。
今日会社で、なにやら英語で話しかけられて、聞き取れず「Sorry?」と言ってみたものの、それでも聞き取れず、あろうことか笑ってごまかしたのです。なんとも情けなく、コミュニケーションも不全感が残る。
重要な会話ではなく、給湯室ですれ違った時の些細な会話なんですけど。
ちなみに外国人が理解に苦しむ、日本人の不可解な行動に
「わからない時に笑ってごまかす」
というのが、いつの時代もかなり上位にランクインしていたと思います。
オーストラリアでの苦い経験から早10年。また中学校レベルから英会話を学ばなくてはいけないかしら、と思っている今日このごろです。
ちなみに語学力は想像力でもあると痛感します。頭ガチガチだと、少々ツライものがあります。
ええ、私のことです。
こんばんは。
返信削除ブログを拝見していて、契約社員で働いていた
会社での出来事を思い出しました。
・・・・・・・・・・・・・・・
ある日電話を取ると、
一瞬の静寂の後、英語がぺらぺらと始まりました。
もう、コレだけで心臓バクバク。
だって、私日本語オンリー、英語なんて
This is a pen・・・・くらいですから。
しかし、ここで、一発と思い、
「sorry.Japanese only」と答えたら
「OK sorry」と言って、電話は切れた。
・・・・・・・・・・・
いまだに、通じたのかは不明ですが・・・。
グローバルな時代。
社内の公用語も英語になる時代ですが、
英語の歌は好きですが、しゃべれない私です。
Pongeeさんは、勉強し始めたのでしょうか?
by ダル
*ダルしゃん
返信削除コメントのお返事が遅くなってごめんなさい!
ダルしゃんは、そんな体験をしたんだね。
突然外国人から間違い電話がかかってくるなんて、レアな体験だね!ダルしゃんの英語はばっちり伝わったのだと思うよ~
「OK」て言うてるもんね、その人。
私は、実はあれからなんにもしてません(笑)
図書館で英語の本を予約してるんので、それが届いたら、ぼちぼちとやってみようかと思ってるんですが、あんまり気乗りしない今日この頃であります。
ちなみに借りてる本は
「えいごのつぼ」という本と
「TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール」という本です。
なんか、真正面から勉強する気がないのがバレバレな感じです。英語を学びたくなるような本を読んでモチベーションを上げるところからスタートしようとしてる私。往生際、悪っ!
ちなみに私も洋楽も好きです♪
でも、カラオケで(邦楽)英語のフレーズ部分を歌う時は、笑えるくらい日本語英語の発音です。ぶっ(笑)