そういえば私は、いつから空を見上げるようになったんだろう。
二十歳の頃、仕事帰りはビューンとスクーター飛ばして、海に沈む夕日を眺めた。
25歳のオーストラリアでは、どの町に着いても必ず夕焼け空を見上げた。
数年前私は、仕事の帰り道に、ものすごい空に出会った。
それは夕暮れで、空一面の雲が真っ赤に燃えていた。
海のすぐ近くだったので、見晴らしが良くて、空ぜんぶが燃えるような赤から青や紫が混ざってグラデーションになっていく様はため息がでるほどだった。
「夕焼け小焼けで日がくれて」という歌があるけれど、あの時見た空は「大焼け」というらしい。
それから私は、またあの大焼けを見たくて、大焼けになる条件を調べた。すごく詳しい人がいて、大焼けになりやすいのは、雨上がりの夕方だと教えてもらった。
光が反射するための薄雲と、チリが洗い流された澄んだ空が良いらしい。
だけど私は未だにあの時のような空には出会えていない。
夕焼け時は、できる限り近くの海を散歩するようになった。
教えてもらった条件にあてはまる時も時々あるけれど、それほど空は燃えない。
あの時の空を見た私は「この世の終わりって、こんな感じなのかな」と思った。この世界が燃えてなくなる時の空。
ある時、誰かがそんな私に
「世界の終わりじゃなくて、始まりかもしれないよ」と言った。
終わりより、
始まりって、なんだかいいな。
今日は、ふと外に出たら空一面ピンクで見とれた。ずっとずっと空を見てた。
今日の空と、おとといの空。
こんにちは。
返信削除まだ、毎日暑いですね。
夏バテしてませんか?
今日は、バイトの週一定休日。
なので、朝からインターネットサーフィン中。
(あ!別室で洗濯機が一生懸命働いてくれてます
天気が良いので、カバー類を思いっきり洗濯中・・・)
夕焼け・・・
pongeeさんの表現と写真は、素敵なので
大好きです。
毎日変わる夕方の空。
同じ空には、なかなか出会えませんね。
私は、秋頃、
海遊館近くの海辺の夕暮れに近い午後
暮れてゆく海を見ているのが好きです。
そんな特殊なシュチュエーションがすきなんて
変わっているのかもしれませんね。
byダル
*ダルしゃん
削除ダルしゃんの海も素敵ね。
最近読んだ本に、心に残る言葉があったよ。
人間の目って、近くばかりを見るようにはできていないらしく、だから遠くを眺めると心が安らぐのだと。空が好きな理由も、なんとなく腑に落ちるねえ。
九月に入って涼しくなったね。
秋も、楽しみがいっぱい。