2011年12月5日

見とれている場合。

朝の通勤電車では、北側が見えるように座り、私は六甲山脈を見ているのだ。
最近急に冷え込んでからは、この山々の色が鮮やかで、ドキドキするのだ。

帰りの通勤電車では、南側が見えるように座り、私は暮れていく空を見ているのだ。この時間帯の空の色は1秒たりとも目が離せない。

もう、電車の中でアイフォーン触ったり本読んだりしている場合ではない。

そして、車内で、明らかに1人だけ目線が違う私は、向かいに座った人たちにチラチラ見られるのであった。決して私は不審者ではない。

帰り道は、あんまり上ばかり見て歩いているので、肩からかけたお弁当のカバンを落としても一瞬気づかなかった。

それでも私は空を見上げるのである。


追記:時短勤務の今は滅多にないことだが、ごくたまに、日が暮れてから、帰りの電車に乗ることがある。
その時の私は、北側を向いて座り(この時間帯の場合は座れないこともある)、六甲の夜景を見ているのだ。

思えば昔から、夜の神戸からの帰りは、このキラキラした夜景がご褒美だった。
(2011.12.06)

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