私は見たのである。
タランチュラを。
夢の中で。
家の、ちゃぶ台の上に、それは、いたのである。はっさく(いよかんでも、甘夏でもいい)くらいの大きさで、私はその大きさにひるんでしまったのである。
夢の中で。
それでも、私は、虫が出たら、いつもするように、ゴキジェットを持ち、タランチュラと対峙したのである。
ゴキジェットを手にした時の安堵感といったら。しかし、現実的に考えて、はっさくサイズのタランチュラにゴキジェットとは少々無理がある。
でも、それは夢の中の世界なので、私の都合のいいように物語は展開していくのである。
タランチュラめがけてゴキジェットを噴射すると、案の定、息絶えたのであった。
それで、いつも困るのは、その亡骸の処理なのである。
しかも困ったことに、そのタランチュラは、いつのまにかミルクパンサイズになっていたのである。で、でかい。
そして、私は、「家の中で、こんなタランチュラが出るなんて、なぜ?!」「たしかに最近掃除を怠ってたし、やはりきれいにしておかないとタランチュラも出るのか」と思いながらも、Google先生に向かって「タランチュラ 家 原因」とかなんとかいうフレーズで、検索までしていたのである。
もちろん夢の中で。
ついでに書くと、ミルクパンサイズのタランチュラを自力で(ゴキジェットで)やっつけられたことに対して、自分のサバイバルスキルに惚れ惚れしたのであった。
ミルクパンサイズのタランチュラは、いつのまにか、ソースパンサイズになり、気づけばなんと雪平鍋におさまっていたので、私は雪平鍋を持ち、そのタランチュラを捨てに、外へ出たのである。夢の中で。
どうしてこんな奇妙な夢を見たのか、実は心当たりがある。
「最近ミノムシを見かけなくなった」という話を聞いた私は、昨夜、眠る前に「そういえばミノムシって、どんなんやったっけ」と、Google先生にお尋ねしたのである。そして、ミノムシの画像を見て、心の中で「ぎゃあ」といい、ミノムシの画像を見たことを後悔したのである。それで眠りについたことが、おそらく原因だろう。
よりによってタランチュラ。
黒くて、足が太かった。
目が覚めたとき、タランチュラの余韻でほんの少し心臓がドキドキしていた。すごい存在感である。
そして私は、間違ってもタランチュラをGoogleで検索することは、決してしまいと心に誓ったのです。
コレはブログじゃなくて、小説だね(笑)。
返信削除面白過ぎました、です。
私はタランチュラサイズの蜘蛛を、高知県で見たことがあります。
どれだけ怖かったかは、良かったら明日お話しましょう。
アキ
*アキちゃん
返信削除うわ!嬉しいコメントありがとう!
夢の描写は実は得意です。
いつも鮮明な夢の見ていて、短編や長編などあり、「あの場面で、あの人があの人に変わったな」などというのも、だいたい覚えてるよ(笑)
タランチュラサイズの蜘蛛!
実はタランチュラがどんなサイズなのか気になってたんだけど、画像を見るのは無理なので、検索したいのをこらえてます。
明日、タランチュラの話を聞かせてほしいような、こわいような(笑)
自分のブログを読んでいて、改めて分かったことは、
返信削除私のクグリグセは
もはや重度の域に達しているということ。